本田「それは感じますよね。自分が世界に出てから、強く感じるようになりました」
――そのプロジェクトでは、選手だけでなく、サッカーを通して世界で活躍するビジネスパーソンや政治家の輩出も目的のひとつとして掲げられている。サッカーの枠にとどまっていないのはなぜ?
本田「自分自身、日本で暮らしていたときに、『なんでこうなんやろうな』っていう疑問や不満を、結構多く抱えながら生きてきたから。海外に出て、やっぱり海外はそうじゃなかった」
――具体的に言うと?
本田「俺が抱えていた不満って、言い換えればすごくシンプルで、純粋なものやったよな、とか。ずっと日本では、俺が変人扱いされたりとか、変な奴に見られるっていうことが、子供のときから多かった。でも、我慢ならへんことは我慢ならへんかったし、発言も自分が言いたいように発言してきた。それでもなお自分の言いたいことを100%言えているかって言ったら、暗黙でアンタッチャブルなテーマもたくさんあるしね」
――ときには発言にブレーキをかけてきたと。
本田「でも本来はそれって、自由なんじゃないのって思って。そういう思いを抱えたまま発した言葉は、もはや自分の言葉じゃないんじゃないの、とね。誰かに操られている言葉だったら、個性もくそもない。そういうものに疑問や不満をずっと抱えてきた。だけど、海外に出たことで、自分が大きな夢を持てていることのメリットをより強く感じられた。それを日本にいる子供たちに伝えて、もっとみんなに大きな夢をもって切磋琢磨してほしいと思っているから」
――全国に「サッカー以外の本田圭佑」がいるかもしれないから投資したいということでもある?
本田「いやそういうことではなくて、かわいそうやな、もったいなっていう。すごい才能が眠っている可能性がいっぱいあって、でも日本では、そういう子たちが生きていく過程で変なものをいっぱい植え付けられてしまう可能性も高くて。
勝手にリミットを設定されて、不満を持つことを排除され、気がついたら『あれ? これでいいんやったっけ?』って思考に陥っている大人がたくさんいると思う。
…(中略)…
――本田くんのような子供はそうは多くなくて、特殊な例な気がしていたんだけども、日本には我慢している子供がたくさんいる?
本田「ちょっとだけ俺がみんなと違うとすれば、やっぱり我慢ならないものは我慢ならない、っていうところ。そこに闘争が生まれても、やむを得ないときは覚悟を決める。そういうところは、覚悟を決められない人とは少し違うのかもしれない」
――なるほど。
本田「でも、考え方はおそらく一緒だと思うし、そこを大人は我慢できると言うのであれば自分自身はずっと子供でいいと思っている。もうちょっとストレートに考えていきたい。物事に対して。捉え方としてね」
引用元: 管理人
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本田「まあ、彼らは彼らで、押しつぶされている人たちはいるけどもね。でも、オランダ、ロシア、イタリアで暮らして、日本と違う文化、違うルールで育った人たちと出会って、国ごとに色があっていいよねと。
彼らは彼らで他国の色をあまり知らないから、結構一色に染まりがちなんですけど。ひとつの国の中にいろんな色があっていいと思うし、例えばアメリカ合衆国とかね、そういうところはあるのかなと思う」
――アメリカといえば、ブラジルW杯後にアメリカを訪れて、マサチューセッツ工科大学(MIT)の人に会ったとか?
本田「よく知っているねえ(笑)」
――うわさでね。日本人の教授の人?
本田「そうそう。Joi(伊藤穰一)さん。知り合いを通じて会わせてもらいました」
――なぜMITメディアラボ所長の伊藤穰一さんに興味を持ったの?
本田「僕は好奇心旺盛なんですよ。具体的な細かい目的があって行ったわけじゃないんですけど。もちろんそこにはいろんなユーモア溢れるストーリーが待ち構えていたし、非常に満足の得られるものでした。まあ、その話はまた今度」
再びスーツケースに手を掛けると、本田はエスカレーターに足を乗せた。
金髪にスーツ、そしてサングラス──。子供のまま大人になったフットボーラーのグローバルな戦いは、これからも続く。
「何でもスムーズに上に行くことはないと思うし、一度や二度の挫折は誰にでもある。一番重要なのは、その挫折から立ち直れるか、立ち直れないかだと思う」本田圭佑
— からすま (@Human_DropLeaf) 2015, 3月 20
視座が違うんやろな。
天井決めてる人に「もっとやれるんや」と思わせられる人間になりたいとは常々思ってる。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/mOsyzACx3B #NewsPicks
— daisuke hiraoka (@daisuke_hiraoka) 2015, 3月 20
出る杭は打たれるからね / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/SvNYkWRQor #NewsPicks
— ゆーた (@doyadoya14) 2015, 3月 20
無邪気っいうのかな。
変に大人にはなりたくないな。
ちゃんと背負えるものもって自分表現できるようになろ。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/JHH1swR9L0 #NewsPicks
— Kota Shirado (@ko921) 2015, 3月 20
そうだね。スポーツバカを減らそうってことだ。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/UbPI6s4TnJ #NewsPicks
— Yuya Tamai (@YTamai) 2015, 3月 20
この考え方は大事。
子供たちの可能性を潰すのは
常識という規制に縛られた大人達。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/Mv7Dw3pLiB #NewsPicks
— NAGAOMAN (@0_namenna0201) 2015, 3月 20
本田カッコいい。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/30fuDkRIpd #NewsPicks
— masataka katsuki (@ktkmstk0419) 2015, 3月 20
今回も面白い。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/ZQdmEZR21Q #NewsPicks
— TrefoBiz (@TrefoBiz) 2015, 3月 20
自分で考えて、決断する。
覚悟を決める。
たしかに日本人に最も欠けていることかもしれない、と自分を省みて思う。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/cXs0DuJ3wd #NewsPicks
— 荒木 翔 (@sho1227) 2015, 3月 20
40代になっても、本田圭佑の言葉には、強く同意したくなるし、この考え方をやりきる強いマインドには尊敬させられる。
https://t.co/isWyK3xcjh
— イノベ魂 (@innovaspirit) 2015, 3月 20
自分で考える、自分で決断する能力はとても大切だと思います。いずれ大きくなれば何事も自分で決めなければならない。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/sCRg3yawUN #NewsPicks
— ササカマ (@sasacama) 2015, 3月 20
やっぱり本田さんも日本ってやりにくいよねって感じるんだ。穣一さんが出てきたのは意外。 / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされてきた」
http://t.co/C22zyOgwpl #NewsPicks
— 魔太郎 (@coin_3trn) 2015, 3月 20
本田圭佑が語る教育
https://t.co/mWcIZjm4do
サッカーにまつわる「あの」人たちが嫌で、すっかり見なくなった。この人だけが希望のひかりなんだわ。ほんとうに。
— 塩ブリュレ (@onigiristus) 2015, 3月 20
本田の言動は、日本文化で育ったとは思えないほど、芯がしっかりしている。私的には"あり"だが、オールドタイマーの一部の人には、受けが悪いだろうなぁ / 本田圭佑が語るグローバル教育「ずっと俺は変人扱いされ...
http://t.co/8vCcU5wVMd #NewsPicks
— フリーバード (@freebirdism) 2015, 3月 20
家長のこのインタビューも読んでおきたいところ
⇒【インタビュー】家長昭博(G大阪)が語る『本当の本田圭佑』(サカキン)
同じ日に生まれた二人は、運命の糸を手繰り合うように小学6年生で出会い、
中学時代はチームメートとしてサッカーに明け暮れた。
「昔も今も、圭佑は圭佑のまま」
これまでなかなか語ることのなかった
“本当の本田圭佑”について、家長昭博が口を開いた。
ただ、圭佑とはなぜかすぐに仲良くなりましたね。誕生日が同じということは大阪トレセンの選考会で知ったとはいえ、お互い全く興味を示さなかったけど(笑)、練習の帰りは必ず一緒だったし、互いの家にもよく遊びに行った。その反面、ケンカもよくしましたね。例えば、チームでは僕が左サイドハーフで、彼が左サイドバックだったんですが、お互いに自分中心にプレーしたいがために相手にパスを出さずにケンカになったり。お互いに相手のプレーを認めていたはずだけど、絶対に、それを認めているとは言わない、いや、言いたくない関係でした(笑)。
だからユースに昇格するにあたって、圭佑と離ればなれになったのは……どうでも良かった(笑)。お互い、そんなことに感傷的になるタイプではないですから。それに、そもそも圭佑はユースでプレーする気はなかったんじゃないかな。ジュニアユース時代に、一度「ユースに上がりたいと思っている奴は手を挙げろ」的な話になった際も、僕と圭佑だけ手を挙げていなかったから(笑)。僕としては「まだ先のことは決めていない」という考えで手を挙げなかったのですが、素直じゃないというか、どこか尖っているような性格は似ていた気がします。
ただ、これは今にも通じることだけど、彼は単なる思いつきで行動したり、何かを発言するタイプではないですね。例えば、服装にしても言動にしても、後からそのことについて尋ねると、必ず彼なりの理由がある。だからその時もきっと彼なりの考えがあったんだと思います。そもそも、圭佑の場合、子供の時から周りの意見に流されるタイプではないですし。ある意味、一匹狼というか……根はすごく優しいし、周りにも気を遣えるタイプなんですけどね。家族への思いやりや周りの人を大切にする姿は尊敬できるところでもある。ただ、自分が貫きたいことがあって、そのために邪魔になるようなことが入ってきそうになると必ず一匹狼になる。そのあたりの芯の強さ、軸がブレないことも、昔から変わっていない圭佑の強さかもしれません。
でも堀江の絡み方はちょっと・・・