1: Egg ★ 2019/11/08(金) 09:57:58.75 ID:54v22u+C9
写真
日本での取材経験がある英国人記者が語るJリーグの現在地とは? プレミアリーグとの比較など6つの質問について、スティーブ・マッケンジー氏に答えてもらった。
◆ ◆ ◆
私が初めて来日したのが1999年。それから毎年のように日本に訪れているが、昨年までは訪問につき2試合取材できればいいほうだった。でも、今年は滞在した12日間でJリーグを3試合も堪能できた。とてもラッキーで、貴重な経験でもあった。
さて、今回は『サッカーダイジェスト』編集部から「英国人記者が見たJリーグ」について6つの質問をもらった。Jリーグのすべてを理解しているわけではないが、これまで取材してきた経験を基に自分なりの答を出したい。
Q1 プレミアリーグと比べて今のJリーグはどうか?
A1 当然ながら単純には比較できない。歴史も起源も違う。プレミアリーグのように、ある時から急成長を遂げ、瞬く間に世界最高峰のリーグになった事例を私は他に知らない。プレミアリーグはプレミアリーグ。それが唯一無二の真実だ。
あえてプレミアリーグと似ている点を挙げるなら、Jリーグのいくつかのクラブはパスにこだわり過ぎている。アーセン・ヴェンゲル政権下のアーセナルがそうだったように。完璧なゴールを求めるばかり、美しさを追求してパスが手段ではなく目的になってしまっている。
サッカーは言うまでもなくゴールを奪い合うスポーツ。パスの成功数で勝敗が決まるわけではない。シュートを打てそうな場面でもパスに切り替える。そうしたアクションが非効率的ということは、アーセナルがコンスタントにリーグ優勝できなかった事実からも理解できるだろう。
Jリーグは独自のアイデンティティを築く必要がある。プレミアリーグの“劣化版”にならなくていい。プレミアリーグの特徴はなんと言っても、非常に個性豊かなチーム同士が競い合っているところ。世界でもっともテクニカルなリーグではないが、各クラブがそれぞれの武器に磨きをかけることで高い競争力を保っているのだ。それをJリーグに真似しろというのは土台無理な話だろう。すでに述べたように、これまでの歴史も起源も違うのだから。
昨今のJリーグには世界的に有名な選手が集まるようになってきた。それを最大限の旨味として、リーグ全体の基盤を新たに構築していくべきではないか。
11/8(金) 6:00配信 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191108-00002284-thedigest-socc
日本での取材経験がある英国人記者が語るJリーグの現在地とは? プレミアリーグとの比較など6つの質問について、スティーブ・マッケンジー氏に答えてもらった。
◆ ◆ ◆
私が初めて来日したのが1999年。それから毎年のように日本に訪れているが、昨年までは訪問につき2試合取材できればいいほうだった。でも、今年は滞在した12日間でJリーグを3試合も堪能できた。とてもラッキーで、貴重な経験でもあった。
さて、今回は『サッカーダイジェスト』編集部から「英国人記者が見たJリーグ」について6つの質問をもらった。Jリーグのすべてを理解しているわけではないが、これまで取材してきた経験を基に自分なりの答を出したい。
Q1 プレミアリーグと比べて今のJリーグはどうか?
A1 当然ながら単純には比較できない。歴史も起源も違う。プレミアリーグのように、ある時から急成長を遂げ、瞬く間に世界最高峰のリーグになった事例を私は他に知らない。プレミアリーグはプレミアリーグ。それが唯一無二の真実だ。
あえてプレミアリーグと似ている点を挙げるなら、Jリーグのいくつかのクラブはパスにこだわり過ぎている。アーセン・ヴェンゲル政権下のアーセナルがそうだったように。完璧なゴールを求めるばかり、美しさを追求してパスが手段ではなく目的になってしまっている。
サッカーは言うまでもなくゴールを奪い合うスポーツ。パスの成功数で勝敗が決まるわけではない。シュートを打てそうな場面でもパスに切り替える。そうしたアクションが非効率的ということは、アーセナルがコンスタントにリーグ優勝できなかった事実からも理解できるだろう。
Jリーグは独自のアイデンティティを築く必要がある。プレミアリーグの“劣化版”にならなくていい。プレミアリーグの特徴はなんと言っても、非常に個性豊かなチーム同士が競い合っているところ。世界でもっともテクニカルなリーグではないが、各クラブがそれぞれの武器に磨きをかけることで高い競争力を保っているのだ。それをJリーグに真似しろというのは土台無理な話だろう。すでに述べたように、これまでの歴史も起源も違うのだから。
昨今のJリーグには世界的に有名な選手が集まるようになってきた。それを最大限の旨味として、リーグ全体の基盤を新たに構築していくべきではないか。
11/8(金) 6:00配信 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191108-00002284-thedigest-socc
引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1573174678/
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2: Egg ★ 2019/11/08(金) 09:58:52.59 ID:54v22u+C9
Q2 現地観戦してみて印象に残った試合は?
A2 なかでも面白かったのは、今年7月14日に川崎フロンターレがFC東京を3-0で下した試合。文字通りの上位対決で、リーグ優勝の行方を占う意味でも両クラブにとって極めて重要な一戦だった。
印象的だったのは両チームが選択した戦術だ。守備的に構えるのではなく、互いが得意の布陣で挑んでいるように見えた。試合内容はとてもアグレッシブで、それが魅力的に映った。こうした大一番ではえてして片方の、もしくは両方のチームが慎重になってしまうが、このゲームに限ってはそんなことがなかった。勇敢に戦って敗れたFC東京にも拍手を送りたい。
Q3 気になっているクラブとプレーヤーは?
A3 お気に入りのクラブは川崎フロンターレ。中村憲剛がいるかぎり、このチームは強豪と呼ぶに相応しい力をキープし続けるのではないか。中村は言うまでもなくチームのコア(核)。彼のプレースタイルそのものが「川崎フロンターレ」と言えるだろう。
もし中村が若い頃にヨーロッパのクラブに引き抜かれていたら、とても面白いニュースを私たちに提供してくれたのではないか。パスセンスと戦術眼に優れた彼のプレースタイルで判断するなら、プレミアリーグよりもラ・リーガで成功しただろう。スペインの地で躍動する姿を是非見たかった。もっとも、中村の海外移籍が実現していれば、それはJリーグにとって巨大な損失だったはず。逆に言えば、彼の存在そのものがJリーグの財産になっている。
もうひとり印象に残っているのは、横浜F・マリノスの遠藤渓太だ。Jリーグをコンスタントに観ているわけではないが(英国では放送がない)、際立ったプレーを披露していた。創造性はもちろん、有能なアタッカーに不可欠な勤勉さも備えているようだった。彼が“ホームグロウン”である点も気に入っている。下部組織出身者のトップチームでの成功は、そのクラブに間違いなく大きなメリットをもたらすからだ。
そんな遠藤に足りない要素は自信か。まだ21歳と若いから致し方ないのかもしれないが、ここから学び、いろんなものを吸収できれば、来年の東京五輪で観客をアッと驚かせるような選手になり得るポテンシャルを秘めている。
Q4 サポーターの応援はどう映っているか?
A4 私が初めてJリーグを取材した時、スタジアムにいるサポーターは静かな印象だった。ゴールが決まった時も、そこまでの歓声はなかったように記憶している。
それが今は違う。サポーターは声を枯らしながらもチャントを叫び続けている。素晴らしいプレーには大声援を送り、つまらないミスにはブーイングを浴びせる姿から感じ取れるのは、彼らはフットボールの本質を学んだということだ。
監督や選手がサポーターに感謝の意を示せば、それに応える形でサポーターは愛するクラブに勇気を与える。いわば、“ギブ・アンド・テイクの関係”ができており、それはJリーグの成熟を示すひとつの事象とも言えるはずだ。
A2 なかでも面白かったのは、今年7月14日に川崎フロンターレがFC東京を3-0で下した試合。文字通りの上位対決で、リーグ優勝の行方を占う意味でも両クラブにとって極めて重要な一戦だった。
印象的だったのは両チームが選択した戦術だ。守備的に構えるのではなく、互いが得意の布陣で挑んでいるように見えた。試合内容はとてもアグレッシブで、それが魅力的に映った。こうした大一番ではえてして片方の、もしくは両方のチームが慎重になってしまうが、このゲームに限ってはそんなことがなかった。勇敢に戦って敗れたFC東京にも拍手を送りたい。
Q3 気になっているクラブとプレーヤーは?
A3 お気に入りのクラブは川崎フロンターレ。中村憲剛がいるかぎり、このチームは強豪と呼ぶに相応しい力をキープし続けるのではないか。中村は言うまでもなくチームのコア(核)。彼のプレースタイルそのものが「川崎フロンターレ」と言えるだろう。
もし中村が若い頃にヨーロッパのクラブに引き抜かれていたら、とても面白いニュースを私たちに提供してくれたのではないか。パスセンスと戦術眼に優れた彼のプレースタイルで判断するなら、プレミアリーグよりもラ・リーガで成功しただろう。スペインの地で躍動する姿を是非見たかった。もっとも、中村の海外移籍が実現していれば、それはJリーグにとって巨大な損失だったはず。逆に言えば、彼の存在そのものがJリーグの財産になっている。
もうひとり印象に残っているのは、横浜F・マリノスの遠藤渓太だ。Jリーグをコンスタントに観ているわけではないが(英国では放送がない)、際立ったプレーを披露していた。創造性はもちろん、有能なアタッカーに不可欠な勤勉さも備えているようだった。彼が“ホームグロウン”である点も気に入っている。下部組織出身者のトップチームでの成功は、そのクラブに間違いなく大きなメリットをもたらすからだ。
そんな遠藤に足りない要素は自信か。まだ21歳と若いから致し方ないのかもしれないが、ここから学び、いろんなものを吸収できれば、来年の東京五輪で観客をアッと驚かせるような選手になり得るポテンシャルを秘めている。
Q4 サポーターの応援はどう映っているか?
A4 私が初めてJリーグを取材した時、スタジアムにいるサポーターは静かな印象だった。ゴールが決まった時も、そこまでの歓声はなかったように記憶している。
それが今は違う。サポーターは声を枯らしながらもチャントを叫び続けている。素晴らしいプレーには大声援を送り、つまらないミスにはブーイングを浴びせる姿から感じ取れるのは、彼らはフットボールの本質を学んだということだ。
監督や選手がサポーターに感謝の意を示せば、それに応える形でサポーターは愛するクラブに勇気を与える。いわば、“ギブ・アンド・テイクの関係”ができており、それはJリーグの成熟を示すひとつの事象とも言えるはずだ。
5: Egg ★ 2019/11/08(金) 09:59:18.62 ID:54v22u+C9
Q5 Jリーグのホスピタリティは?
A5 これまでいろんな国のメディアルームに行った経験があるが、Jリーグのスタッフは掛け値なしに素晴らしい。なかなか英語でコミュニケーションが取れない環境下で、英語表記のメンバー表や試合記録を提供してくれるサービスは貴重だ。
スペインのラ・リーガやイタリアのセリエAでそういうサービスが必ずあるかと言えばそうではなく、プレミアリーグのクラブのメディアルームに日本語表記のメンバー表や試合記録は、当然ながら存在しない。
Q6 ここからJリーグはどう発展していくか?
A6 私が5~6年前に訪れた時は正直、Jリーグの成長が止まっているように感じた。でも、この2~3年で再びポジティブな方向に進んでいるような気がする。やはり大きいのは、『DAZN』の参入だろう。
『DAZN』のおかげもあって、今のJリーグには正真正銘のスター選手がいる。リーグをさらに発展させるうえで彼らの存在は重要だが、だからといってワールドクラスの獲得が勝利に直結するわけではない。それは今季のヴィッセル神戸の順位を見ても分かる。むしろ恩恵を受けているのはヴィッセル神戸の対戦相手。アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャと対峙して一流を肌で感じることができるのは大きい。
Jリーグは今も発展途上の段階で改善の余地を残すという点で、ある意味希望がある。つまり、高いポテンシャルを秘めているということだ。
世界のいくつかのリーグはピークに達しており、それはそれで楽しめる。一方でJリーグは独自の成長を遂げるチャンスに溢れていて、それはそれで刺激的だ。私はその成長を楽しみにしているし、これからもJリーグを興味深く見守っていきたい。グッドラック!!
【著者プロフィール】
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
A5 これまでいろんな国のメディアルームに行った経験があるが、Jリーグのスタッフは掛け値なしに素晴らしい。なかなか英語でコミュニケーションが取れない環境下で、英語表記のメンバー表や試合記録を提供してくれるサービスは貴重だ。
スペインのラ・リーガやイタリアのセリエAでそういうサービスが必ずあるかと言えばそうではなく、プレミアリーグのクラブのメディアルームに日本語表記のメンバー表や試合記録は、当然ながら存在しない。
Q6 ここからJリーグはどう発展していくか?
A6 私が5~6年前に訪れた時は正直、Jリーグの成長が止まっているように感じた。でも、この2~3年で再びポジティブな方向に進んでいるような気がする。やはり大きいのは、『DAZN』の参入だろう。
『DAZN』のおかげもあって、今のJリーグには正真正銘のスター選手がいる。リーグをさらに発展させるうえで彼らの存在は重要だが、だからといってワールドクラスの獲得が勝利に直結するわけではない。それは今季のヴィッセル神戸の順位を見ても分かる。むしろ恩恵を受けているのはヴィッセル神戸の対戦相手。アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャと対峙して一流を肌で感じることができるのは大きい。
Jリーグは今も発展途上の段階で改善の余地を残すという点で、ある意味希望がある。つまり、高いポテンシャルを秘めているということだ。
世界のいくつかのリーグはピークに達しており、それはそれで楽しめる。一方でJリーグは独自の成長を遂げるチャンスに溢れていて、それはそれで刺激的だ。私はその成長を楽しみにしているし、これからもJリーグを興味深く見守っていきたい。グッドラック!!
【著者プロフィール】
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
4: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 09:59:14.98 ID:dWDMya8O0
神様仏様DAZN様
8: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:02:26.13 ID:A0yYHWgg0
J2のレベルが最近急激に上がってきてる
9: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:05:49.30 ID:MPwXoaZE0
そりゃあがったりさがったりの時期はあるだろう 継続だよ
100年構想だっけJリーグてまだまだ
100年構想だっけJリーグてまだまだ
11: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:08:03.90 ID:dVFP2MTg0
海外の昇格降格の制度を受け入れたのは大きい
14: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:10:25.51 ID:uwVPeyKF0
>>11
受け入れるも何もサッカーではこの方式が当たり前だし、AFCでさえも下部リーグ設置するように推奨してる
受け入れるも何もサッカーではこの方式が当たり前だし、AFCでさえも下部リーグ設置するように推奨してる
12: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:09:20.38 ID:oNlvo2xn0
>プレミアリーグのように、ある時から急成長を遂げ、瞬く間に世界最高峰のリーグになった事例を私は他に知らない。
80年代のセリエじゃん
海外のスターを集めまくって80年代中頃からはCLもELも決勝はセリエ対他が基準になったくらい
プレミアがやったのはそれと同じで金で海外の選手買いまくったってだけだろw
80年代のセリエじゃん
海外のスターを集めまくって80年代中頃からはCLもELも決勝はセリエ対他が基準になったくらい
プレミアがやったのはそれと同じで金で海外の選手買いまくったってだけだろw
17: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:11:29.72 ID:dVFP2MTg0
プレミアのオーナーってイギリス人少ないよね
29: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:20:33.87 ID:peIFV+Fa0
ダゾンよりは今のところ楽天のお陰のほうがでかいだろ
31: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:21:40.67 ID:Xz9++06J0
無能なキー局が株主のスカパーって契約数を増やす努力もしなかったからな
daznは色々やってるけど
daznは色々やってるけど
37: 名無しさん@恐縮です 2019/11/08(金) 10:26:10.21 ID:oG1FwYps0
ぶっちゃけイニエスタのおかげ
ダビド・シルバも来たらさらに上がる
ダビド・シルバも来たらさらに上がる
perin
がしました